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公立はこだて未来大学 情報アーキテクチャ学科 塚田研究室
Future University Hakodate, Depertment of Media Architecture, Tsukada Lab

 

研究テーマ:概要

塚田研の研究テーマは,日常生活にコンピュータ/センサ/Web等を融合した新しいデバイス/システム/サービスを構築することです(テーマ1).更に,こうしたシステムを効率的に実装するための支援技術(テーマ2)や,様々な素材を活用した新しいインタフェース(テーマ3)を探求します. 詳細は,それぞれのテーマを参考にしてください.
また,別ページに配属希望学生向けの研究室情報をまとめていますので,志望学生は是非一読して下さい.

 

テーマ1: 日用品インタフェース

私達の身の回りにある様々な日用品に小型のセンサやコンピュータを搭載し,情報技術で「拡張」された日用品を用いて生活をさりげなく支援するシステム「日用品インタフェース」を提案・開発します.
たとえば,『フックに洋服を掛けるだけで洋服を自動的に撮影/分類して洋服データベースを作ってくれるタンス』や,『収納箱の開閉を自動記録してWebから検索できる収納棚』,『Twitterと連動して寝坊時にフォロワーが起こしてくれる目覚まし時計』,『食べ物の種類によって様々な音を奏でるフォーク』など,学生自身の興味に基づいた多数のシステムを作ってきています.

こうしたシステムの実装には,プログラミング/電子回路/筐体デザインなど,様々な技術が必要になります.皆さん自身の「得意」な技術を生かしつつ,幅広い技術を総合的に学びながら,「新しい」「面白い」「役に立つ」システムを作っていきましょう.

tagtansu eatheremin
TagTansu: 洋服とWebをつなぐクローゼット     EaTheremin :食事を『奏でる』フォーク&スプーン

medialarm  drawerfinderMediAlarm(多様な目覚めを支援する目覚まし時計)  DrawerFinder:収納箱用物探し支援システム

 

テーマ2:  ファブを支える支援技術


3Dプリンターやレーザーカッター等のデジタル工作機械を用いて,電子回路から筺体まで,ほとんどあらゆるものを自分で作れる「パーソナル・ファブリケーション(ファブ)」の時代が到来しつつあります.塚田研でも,ほとんどのテーマでこうした機材をプロトタイピングのためのツールとして活用しています. 一方,こうしたツールはまだまだ発展途上であり,頭で思い描いたシステムを手早く作ることは時に困難です.

そこで,本研究テーマでは,ファブの発展を支え,新しいモノづくり(プロトタイピング)を支援するための技術を提案・開発・公開していきます.たとえば,『多様なセンサを手軽に扱い,日用品インタフェースの開発を支援するミドルウェア』や,『実世界での「組み立て」作業を支援するシステム』,『レーザー彫刻したアクリル板をインタラクティブに扱えるシステム』などを開発しています.

本テーマでは,何らかのファブ技術に習熟しており,ファブを支援するためのシステム構築をしたい学生を歓迎します.

Exif_JPEG_PICTURE  mobiserver         MobiServer:日曜ユビキタスのための手軽なミドルウェア

Exif_JPEG_PICTURE  fabnaviAcrySense: インタラクティブなアクリル彫刻   FabNavi: モノづくりの「組み立て」過程を支援するシステム

 

テーマ3:  マテリアル・インタラクション

実世界には,これまで情報技術と無縁だと思われていた様々な素材(マテリアル)が無数に存在しています.たとえば,近年,導電性糸を用いて電子部品を直接洋服に「縫い付ける」ことで,「手芸」と「電子工作」を融合させた新しいモノづくりが可能になりつつあります.本研究テーマでは,こうした新しい「マテリアル」に着目し,プログラミング/電子回路と融合することで,新しいインタラクティブ・デバイスの可能性を模索します.

たとえば,『羊毛ウール素材に導電性糸を細かく刻んで混ぜ込むことで,素材の質感を生かしたまま,タッチセンサ/感圧センサとして活用できるデバイス』や,『ビーズ細工のテグスの代わりにマッスルワイヤ(電気的に制御可能な線状の形状記憶合金)を通すことで,ビーズの形状に応じて,任意の動作を設計できるデバイス』等をこれまで開発してきました.

本テーマでは,各種ファブ技術はもちろん,手芸やアクセサリ作りなどのアナログ的な「モノづくり」のスキル・経験を持つ学生を期待します.

fuwamonyu  beads-robot
   フェルト羊毛を用いた電子手芸手法       ビーズアクチュエータとその応用

 

テーマ4:  突き抜けた発明

上記1~3までが塚田研の主要テーマですが,上記テーマに限らず,強いこだわり・優れたアイデアを持つ学生の意志を尊重し,『突き抜けた発明』の実現を支援します.アイデアはそれ自体は原石に過ぎず,実際に「プロトタイピング」を通して磨いていく中で初めてその価値が見えてきます.

たとえば,2012年イグノーベル賞を受賞した人の発話を遠隔から阻害する装置「SpeechJammer」は,共同研究者の栗原氏の持ち込んだアイデアを,塚田が素早くプロトタイピングすることで誕生しました.実際に動作するプロトタイプを用いたデモビデオが,世界の注目を集めたことはほぼ間違いありません.

プログラミング/電子回路/構造設計などを駆使したプロトタイピングを通して,「どうしても実現したいアイデア」がある学生は,是非相談に来てください.

 

Exif_JPEG_PICTURE onomatopen       SpeechJammer                 オノマトペン