実世界と動画を連携したIoTプログラミング学習支援

概要

近年,IoTが一般化している中で,ArduinoやRaspberry PiなどのIoTデバイスの動作や仕組みを他者と共有する場面が増えてきている.この際,ソースコードやテキストのみではデバイスの振る舞いを伝えることは困難であるため,オンラインでのチュートリアル動画が広く利用されている.また,IoTプログラミング学習では,動画の内容やソースコード,ユーザの手元にあるデバイスや回路と言った複数の要素を意識して学習していく必要がある.そのため,初学者は複数の要素のどれを意識すればいいのか・どこから見ればいいのか,分からずに困ってしまうということがある.また,チュートリアル動画は,従来のテキスト形式と比較すると,ソースコードとのリンクが弱く,動画上のデバイスの挙動の詳細理解が難しいという問題がある.

そこで本研究では,IoTデバイスのチュートリアル動画にスクリプト言語を埋め込むことで,実世界のIoTデバイスとWeb上でのソースコード提示を制御し,動画視聴者の学習を支援するシステムを提案・開発する.本システムでは,動画上のデバイスの動きに対応して,実世界のデバイス操作とソースコードの提示を行うことができる.たとえば,動画でデバイスのLEDが光ると,ユーザの手元のデバイスのLEDも光り,システム画面でLED点灯のソースコードが表示される(下図参照).システムを用いることで,動画視聴者のデバイスに関する理解度の上昇やモチベーションの向上といった効果が期待できる.


発表

  • 川谷 知寛,塚田 浩二,栗原 一貴.実世界と動画を連携したIoTプログラミング学習支援システム.インタラクション2021論文集,インタラクティブ発表(プレミアム発表),1A01,pp.103-108,2021-03.[PDF]

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