アナウンスは,一般的にテレビやラジオなどでアナウンサーが情報を分かりやすく伝えるための技術である.本研究では,アナウンス技術を要素毎に分類・定量化し,学習者のアナウンスを分析/フィードバックすることで,一人でのアナウンス技術習得を支援するシステムの構築を目指す.まず,アナウンス初心者/経験者の音声データを収集し,評価システムを実装してアナウンス技術の定量的な分析を図った.さらに,分析結果をユーザに提示するフィードバックシステムを試作し,評価実験を通してその使いやすさ等を検証した.

公立はこだて未来大学 塚田研究室
アナウンスは,一般的にテレビやラジオなどでアナウンサーが情報を分かりやすく伝えるための技術である.本研究では,アナウンス技術を要素毎に分類・定量化し,学習者のアナウンスを分析/フィードバックすることで,一人でのアナウンス技術習得を支援するシステムの構築を目指す.まず,アナウンス初心者/経験者の音声データを収集し,評価システムを実装してアナウンス技術の定量的な分析を図った.さらに,分析結果をユーザに提示するフィードバックシステムを試作し,評価実験を通してその使いやすさ等を検証した.

近年ラップ(HIPHOP)は世界的に人気のある音楽ジャンルであり,J-POP など別ジャンルにおいても,歌詞の一部にラップや押韻表現を取り入れる例が増えている.ラップ歌詞(Verse)の作成は,意味的な表現に加えて,押韻表現(Rhyme)を組み合わせる必要があるため,難易度が高い.
そこで,本研究では Verse 生成の初級者を対象として,任意のキーワードを入力として,大規模言語モデルを介して,意味表現・押韻表現を備えた Verse を生成する創作支援システムを提案する.キーワードの入力やシステムの提示する歌詞候補からの選択を対話的に行うことで,歌詞のテーマやユーザの意思を反映した一貫性のある Verse の生成を目指す.

スマートウォッチなどの普及により,個人のライフログを残すことが容易になった.しかし,個人のライフログとして発話情報を利用する試みは少ない.そこで本研究は,話者が気軽に日常を振り返ることを目的に, PC本体から流れる音声(PC音声)とPCを利用するユーザの音声(ユーザ発話)を同時に記録する.さらに,両者をWordCloud等を用いて可視化することで,PCの利用場面と発話内容を同時に可視化する振り返りシステムを提案する.

運転者と同乗者の間で「あの赤い屋根の家」や「そこの交差点」といった車外の場所を用いたコミュニケーションが行われる.こうしたコミュニケーションは,場所をポインティングする指示者と指示された場所を追随する追随者の間で行う.指示者は注目している目標物の座標(注目点)を言葉や目線,ジェスチャーなどを通して追随者に認識してもらう必要がある.本研究ではこの指示者と追随者の一連の動作をポインティング共有と呼ぶ.一方でポインティング共有は,指示者がポインティングを行っている注目点を追随者にうまく伝えることができず,失敗してしまうことがある.本研究では,目線と声に注目して運転者と同乗者のポインティング共有を支援するシステムを提案する.

人々は他者との意思疎通を目的としない発話,いわゆる独り言を日常の中で発している.本研究ではこの発話を私的発話と呼ぶ.私的発話の中でも発話者が意識的に発するとされるセルフトークがスポーツ界において運動パフォーマンスを向上させる手段として注目されている.意識的な私的発話がある一方で,無意識的に発せられている私的発話も存在し,どちらも発話内容が記憶に残りにくいという特徴がある.
本研究は,これらの私的発話を,2 種類のマイク(単一指向性/全指向性)を用いて記録し,音声認識ライブラリを用いて文字起こしされたテキストデータと,音声データを発話者のライフログとして振り返ることができるシステムを提案する.本システムにより,発話時間や発話内容から,話者本人のその日の出来事を想起させたり,隠れたアイデアの発掘ができると考える.

