EEGと生体アルゴリズムを組み合わせた情動フィードバック手法の提案

近年,ウェアラブル脳波計(EEG)の発展により,日常環境での連続的な脳波計測が容易になり,長期的な情動観察とセルフレギュレーションへの活用可能性が広がっている.しかし,脳波計の生データは一般ユーザにとって解釈が難しいため,長期的な情動の変化を直感的に理解できる表現が必要である.
本研究は,ウェアラブル脳波計 MUSE 2 で脳波をリアルタイム計測し,覚醒度と感情価に基づく情動状態を推定した上で,その結果をスクリーン上の電子生命体の形態変化として表現する情動フィードバックシステムを提案する.生命体の形態や色彩がダイナミックに変化し,時系列での感情の蓄積/習慣/トレンドを体現することで,ユーザの感情認識とセルフレギュレーションを支援する.また,局所規則で複雑さを創り出す自己組織化的な生体集団アルゴリズムによって,人間の脳活動や情動変化の複雑さと生命らしさを表現することで,美的価値と長期的に利用する動機づけの促進を図る.

異なる感情状態で生成されたパターン例(ラッセルの感情円環モデルに基づいて割当)

発表

  • チョウ ネイガク, 塚田 浩二. EEGと生体アルゴリズムを組み合わせた情動フィードバック手法の提案. 情報処理学会 インタラクション2026論文集, インタラクティブ発表(プレミアム発表), 3B30, pp.1031-1035. 2026-3. [PDF]

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