日常生活における私的発話識別法の提案

人々は他者との意思疎通を目的としない発話,いわゆる独り言を日常の中で発している.本研究ではこの発話を私的発話と呼ぶ.私的発話の中でも発話者が意識的に発するとされるセルフトークがスポーツ界において運動パフォーマンスを向上させる手段として注目されている.意識的な私的発話がある一方で,無意識的に発せられている私的発話も存在し,どちらも発話内容が記憶に残りにくいという特徴がある.
本研究は,これらの私的発話を,2 種類のマイク(単一指向性/全指向性)を用いて記録し,音声認識ライブラリを用いて文字起こしされたテキストデータと,音声データを発話者のライフログとして振り返ることができるシステムを提案する.本システムにより,発話時間や発話内容から,話者本人のその日の出来事を想起させたり,隠れたアイデアの発掘ができると考える.

私的発話識別の流れ.個人の発話と周辺音を含む発話を 2 種のマイクで記録し,音声認識ライブラリを用いて発話をテキストデータに変換し,認識文字数を比較する.

記録デバイスの構成(左)と,マイクの装着位置(右)

発表

  • 友広 純々野, 塚田 浩二. 日常生活における私的発話識別法の提案. 情報処理学会研究報告, 2021-HCI-194(6), pp.1-6, 2021-08. [PDF]
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