ファブ時代に適した新たなジョイント機構の提案

従来のジョイントは,金型を用いて工場で製作される高精度なワンオフの接合方法(例:嵌め合わせ)が市販製品では多く見られる一方,個人レベルでは,接着剤などを用いて,外観や構造を気にせずに「とりあえずくっつけばよい」という刹那的な固定方法が一般的であった.このため,個人の作るプロトタイプと市販製品では,その外観や強度等に大きな差が出ていた.一方,近年の低価格な3D プリンターの普及に伴い,個人レベルでも3D モデルを設計/出力してワンオフのジョイントを出力できる環境が整いつつある.しかしながら,3D プリンターの特性を考慮しつつ,実用的なジョイントを設計することは一般の利用者には難しい.そこで本研究では,3D プリンターの利用を前提として,様々な部品や日用品同士を固定/調整可能なジョイント機構を設計,及びジョイントの調整が可能なシステムの構築を行い,ファブ時代の構造設計の効率化を目指す.

マルチクリップ3枚
作成したジョイント例

対外発表

  • 新山 大翔, 沖 真帆, 塚田 浩二, 3Dプリンターの特性に配慮した汎用ジョイント機構の提案, エンタテインメントコンピューティングシンポジウム2016論文集, pp.252-258, Nov, 2016. [PDF]
  • 新山 大翔,沖 真帆,塚田 浩二, ファブ時代に適した新たなジョイント機構の提案, ソフトウェア科学会 WISS2015論文集, pp.169-170, 2-R16, Dec,2015. [PDF]

AttachCam:センサやカメラと連携するカメラベースのデバイスツールキットの構築

デジタルカメラの小型化/低価格化は著しく,ほとんどの PC /スマートフォン/タブレットに搭載されるなど,コモディティ化が進んでいる.しかし,こうした IoT(Internet of Things)的応用においては,実世界での適切な固定方法,センサと連携した実世界の認識機能,クラウドと連携した適切な認識/フィードバック機能等が必要となり,カメラモジュール自体は安価になっても,それを用いた開発には多くの労力が必要であった.そこで本研究では,実世界の様々な箇所に手軽に固定し,様々なセンサと連動しつつ,クラウドと連携した柔軟な画像処理やフィードバックが行えるカメラベースのデバイスツールキット「AttachCam」を提案する.

筐体の様々な場所にセンサやカメラを固定できる「AttachCam」
システム全体の構成図

発表

  • 仲松 聡,沖 真帆,塚田 浩二,AttachCam: センサやクラウドと連携するカメラベースのデバイスツールキットの提案,インタラクション2016論文集,インタラクティブ発表,pp.345-349,Mar, 2016.[PDF]
  • 仲松 聡,沖 真帆,塚田 浩二, AttacheCam: センサやクラウドと連携するカメラベースのデバイスツールキットの構築, ソフトウェア科学会 WISS2015論文集, pp.207-208, 3-R18, Dec,2015. [PDF]

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