レンズアレイを拡張したハイブリッド点字表現の基礎検討

本研究では触覚と視覚のハイブリッド点字の作成とその応用を提案する.UV プリンタで造形したレンズアレイをディスプレイや印刷物と組み合わせることで,視点に応じて二次元方向に画像が変化する情報提示を行う手法が提案されている.本研究では,レンズアレイの突起のサイズを調整することで,点字としても活用できる点に着目した.透明インクを盛り合わせた点字(レンズ)と,その下や周辺にカラーインクで印刷されたパターンを組み合わせることで,晴眼者・視覚障がい者の双方に効果的な情報提示手法を提案する.指先でなぞることで点字として機能しつつ,点字の下に印刷された複数の色やパターンを可視化することができる.具体的な活用例として,案内板や点字絵本,タッチパネルと組み合わせたコントローラー等を実装する.

データ(カラーインク,透明インク)と造形結果の例
Adobe Illustrator 上で,日本語かな50 音等に対応した点字のあいうえお表を作成し,シンボル機能に登録して呼び出すことで,レンズ部のデータ制作の効率化を図った.

発表

  • 中尾 実柚, 沖 真帆, 塚田 浩二. レンズアレイを拡張したハイブリッド点字表現の基礎検討. 情報処理学会 インタラクション2025論文集, インタラクティブ発表, 1B37, pp.377-380. 2025-3. [PDF]
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