小型ロボットとテクスチャを組み合わせた情報提示手法

近年,複数台の小型ロボットを用いることで生活空間においてユーザをサポートする研究が行われているが,筐体サイズ等の制約で拡張性に欠ける課題があった.そこで本研究では,複雑な機構や制御を必要としないテクスチャに着目し,複数台の小型ロボットと交換可能なテクスチャを組み合わせた情報提示手法を提案する.さらに,小型ロボットとテクスチャのデジタルツインを仮想空間上に作成し,例示プログラミングを用いて小型ロボットの形状や動きを調整/探索可能な支援ツールを構築する.本システムを用いた性能評価とワークショップを通して,基本的な性能や課題,応用可能性を確認した.

小型キューブ型ロボット toio を使用して実装を行った.利用例の一つを右図に示す.あらかじめ決められた時間になると小型ロボットがユーザの腕に向かって移動し,最初はなだらかなテクスチャで,徐々に鋭く刺激の強いテクスチャで刺激を与える.

発表

  • 家山 剣, 塚田 浩二. 例示プログラミングを活用した小型ロボットとテクスチャを組み合わせた情報提示手法の探索. 情報処理学会研究報告, 2025-HCI-212(8), pp.1-8. 2025-3. [PDF]
  • 家山 剣, 塚田 浩二. デジタルツインを活用した小型ロボットとテクスチャを組み合わせた情報提示手法の探索. 情報処理学会 インタラクション2025論文集, インタラクティブ発表, 2B19, pp.701-704. 2025-3. [PDF]
  • 家山 剣, 塚田 浩二. 小型ロボットとテクスチャを組み合わせた情報提示手法の提案. エンタテインメントコンピューティングシンポジウム2023論文集, pp. 262-269. 2023-09-02.  [PDF]  【特選セッション発表認定】
  • 家山 剣, 塚田 浩二. 小型ロボットとテクスチャを組み合わせた情報提示手法の提案. WISS2022予稿集, デモ発表, 2-B16. 2022-12. [PDF]

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