走行中の自動車内の状況を、歩行者や他の運転者に伝えることは難しい。自動車用のステッカー、特に初心者マーク/高齢者マークや「赤ちゃんがのっています」マークなどは、車内の様子を知る助けとなる。一方、これらはリアルタイムの状況を反映しているものではないため、運転者の体調や緊張度等を車外から推察することは難しい。
そこで本研究では、車内の状況に応じて動的に変化するスマートステッカーを提案する。 自動車のリアガラスなどにLEDマトリクスを内蔵したスマートステッカーを配置し、スマートフォンやスマートウォッチと連携することで、ドライバーの状態などの車内の状況認識を行う。認識結果に応じてステッカーの表示内容を動的に変化させ、車内の状況を伝達する。
発表
- 佐藤 佑亮, 塚田 浩二. 自動車体験を拡張するスマートステッカーの試作. 情報処理学会研究報告, 2023-HCI-202(30), pp.1-6. 2023-3. [PDF]
- 佐藤 佑亮,塚田 浩二.自動車内の状況を反映可能なスマートステッカーの提案.インタラクション2022論文集,インタラクティブ発表(プレミアム発表),3D-03,pp.400-402,2022-03-01.[PDF]