2019年5月6~11日にソウルイノベーションパークで開催された第五回ファブラボアジア会議(FAN5)に参加し、ワークショップを行いました。
- Future University Hakodate (Koji Tsukada, Maho Oki and Kazuma Takada), Documentation tools for Fab Lab activities, The 5th Annual Fab lab Asia Network Conference, 2019-05-08, https://www.fan5.kr/fablab-workshop/
具体的には、研究室で開発したファブ用記録ツール「fabnavi」と「fablog」の紹介とハンズオンを実施しました。
fabnaviは、モノづくりの過程を動画で記録し、Web上で編集・共有するためのシステムです。明治大の渡邊研究室と共に開発を進めてきたプロジェクトであり、長く行っているため色々と変遷がありましたが、今年からブラウザで利用できるWebアプリとして公開・運用しています。iPhoneで動画を撮影・アップロードしてWebブラウザから字幕等を編集して公開する、この流れをできるだけ手軽に行えるようなシステムにすることで、これまで埋もれてきた/言語化しにくかったノウハウや知見を収集し、モノづくりの理解や支援に活用することを目的としています。
fablogは、昨年の卒研生が作成したファブのためのデジタル制作ノートのプロトタイプアプリです。詳細はこちら。
本会議は主にFabLab運営者が参加・発表する場のようでしたので、アウェーなのではと心配していたのですが、無事に参加者も集まりフィードバックをいただくことができました。
(繋いでくださったFabLab仙台さん、本当にいつもありがとうございます!)
基本的に午前はトークセッション、午後にワークショップやその他イベントが開催されていました。私たちはあまり参加できなかったのですが、ハッカソンやファブキッチン、ファブキャンプ、ファブラボツアーがあったり(イノベーションパーク内に立派なファブラボがありました)、屋外にも会議に連動した作品展示やモノづくりワークショップが点在していて、コンテンツが盛沢山でした。敷地内の展示やワークショップに一般市民の方も多く参加されているのが印象的でした。