インタラクション2025と第212回HCI研で発表

2025年3月2日から4日にかけて学術総合センター内 一橋記念講堂(東京都)で開催された情報処理学会のインタラクション2025シンポジウムにて、8件のデモ発表を行いました。また、2025年3月5日から7日にかけて芝浦工業大学(東京都)で開催された第212回ヒューマンコンピュータインタラクション研究発表会にて、3件の登壇発表を行いました。詳細は以下の通りです。


  • 穂積 佳, 塚田 浩二, 吉田 博則. 導電糸とサーモクロミック糸を用いた 入出力が可能な組紐型デバイスの製作. 情報処理学会 インタラクション2025論文集, インタラクティブ発表(プレミアム発表), 3B58, pp.1272-1277. 2025-3. [PDF]
  • 木下 瑠理, 梶村 拓斗, 塚田 浩二. BATTARI: 日常動作の一致をきっかけに 遠隔遭遇を可能とするシステム. 情報処理学会 インタラクション2025論文集, インタラクティブ発表, 3B38, pp.1176-1178. 2025-3.
  • 尾崎 陽彦, 塚田 浩二. 日用品の特性に基づくVRコントローラの基礎検討. 情報処理学会 インタラクション2025論文集, インタラクティブ発表, 3B37, pp.1172-1175. 2025-3. [PDF]
  • 長谷川 晃汰, 塚田 浩二. 多様なデザイン性を考慮した基板上の部品配置支援システム. 情報処理学会 インタラクション2025論文集, インタラクティブ発表, 3B32, pp.1148-1152. 2025-3.
  • 桃井 悠汰, 塚田 浩二. 消極性コミュニケーションを支援するウェアラブルディスプレイの提案. 情報処理学会 インタラクション2025論文集, インタラクティブ発表, 2B44, pp.805-808. 2025-3. [PDF]
  • 家山 剣, 塚田 浩二. デジタルツインを活用した小型ロボットとテクスチャを組み合わせた情報提示手法の探索. 情報処理学会 インタラクション2025論文集, インタラクティブ発表, 2B19, pp.701-704. 2025-3. [PDF]
  • 島田 麻飛, 塚田 浩二. EMSmile: EMS を用いた自然な笑顔支援システム. 情報処理学会 インタラクション2025論文集, インタラクティブ発表, 1B32, pp.364-366. 2025-3.
  • 中尾 実柚, 沖 真帆, 塚田 浩二. レンズアレイを拡張したハイブリッド点字表現の基礎検討. 情報処理学会 インタラクション2025論文集, インタラクティブ発表, 1B37, pp.377-380. 2025-3. [PDF]
  • 家山 剣, 塚田 浩二. 例示プログラミングを活用した小型ロボットとテクスチャを組み合わせた情報提示手法の探索. 情報処理学会研究報告, 2025-HCI-212(8), pp.1-8. 2025-3. [PDF]
  • 桃井 悠汰, 塚田 浩二. 消極性コミュニケーションを支援するウェアラブルディスプレイの試作. 情報処理学会研究報告, 2025-HCI-212(9), pp.1-8. 2025-3. [PDF]
  • 高澤 佳乃, 塚田 浩二. 日用品のさりげない動きを用いた誘目性のデザイン. 情報処理学会研究報告, 2025-HCI-212(10), pp.1-7. 2025-3. [PDF]

情報処理学会論文誌への論文掲載

情報処理学会論文誌(ジャーナル)Vol.66, No.2に、以下2つの論文が掲載されました。

  • 田原 和真, 塚田 浩二. 動的に押し心地が変化する押しボタンの試作と評価. 情報処理学会論文誌, Vol.66, No.2, pp. 354-365. 2025-2-15. https://doi.org/10.20729/0002000027 [PDF]
  • 鎌田 航誠 高橋 治輝, 塚田 浩二. 導電性・強磁性・および土台の可撓性を持つ毛構造の造形手法と評価. 情報処理学会論文誌, Vol.66, No.2, pp. 381-390. 2025-2-15. https://doi.org/10.20729/0002000029 [PDF]

修士1年の田原君の論文は、押下圧とクリック感を動的に変更可能にする押しボタンスイッチを提案し、実装、活用例、評価結果を報告しています。[関連ページ]
修士2年の鎌田君の論文は、3Dプリンタを用いた毛構造の造形手法に導電性・強磁性などを備える素材を取り入れることで、タッチ検出や触覚フィードバックなどのインタラクション研究への応用が可能な制作例を提示しました。また、感性指標(例:柔らかさ)から毛の長さや間隔を調整する設計支援システムを実装しています。[関連ページ]

WISS2024:登壇発表・デモ発表・受賞

2024年12月11日から13日にかけて苗場プリンスホテル(新潟県)で開催された日本ソフトウェア科学会の国内シンポジウム WISS 2024: 第32回インタラクティブシステムとソフトウェアに関するワークショップ にて、研究発表を行いました。登壇発表2件とデモ発表5件(+登壇発表した研究のデモ発表1件)です。卒業した野間君の研究については、塚田先生が代理で発表しました。


  • 伊勢 隆之介, 塚田 浩二. HidEye:片目を隠す動作によるHMD用インタラクション手法の提案. 日本ソフトウェア科学会 WISS2024 予稿集, 登壇発表/デモ発表, pp. 9-15. 2024-12. [PDF]
  • 野間 直生, 沖 真帆, 塚田 浩二. RippleSpike: スパイク表現と波紋表現を組み合わせた情報提示手法. 日本ソフトウェア科学会 WISS2024 予稿集, 登壇発表, pp. 100-106. 2024-12. [PDF]
  • 迫田 海斗, 田井 普, 塚田 浩二. SlimeMolder : 粘菌を観察しながら育む粘菌ファブリケーションシステムの提案. 日本ソフトウェア科学会 WISS2024 予稿集, デモ発表 1-B04. 2024-12. [PDF]
  • 鎌田 航誠, 高橋 治輝, 塚田 浩二. 導電性/強磁性を併せ持つ毛状の入力インタフェースの提案. 日本ソフトウェア科学会 WISS2024 予稿集, デモ発表 2-B18. 2024-12. [PDF]
  • 板垣 智也, 塚田 浩二. SorToio: 小型群ロボットを用いたアルゴリズム学習支援システムの提案. 日本ソフトウェア科学会 WISS2024 予稿集, デモ発表 3-A08. 2024-12. [PDF] 【対話発表賞(一般)】
  • 田原 和真, 塚田 浩二. ボタン自体をさりげなく駆動させる情報提示手法の提案. 日本ソフトウェア科学会 WISS2024 予稿集, デモ発表 3-A09. 2024-12. [PDF]
  • 尾本 悦基, 塚田 浩二. 複数の歩行軌跡に基づくGPSアートを用いた歩行促進アプリの提案. 日本ソフトウェア科学会 WISS2024 予稿集, デモ発表 3-B12. 2024-12. [PDF]

このうち、学部4年の板垣君の発表が、対話発表賞(一般)を受賞しました。今年は120件以上のデモ発表(対話発表)があり、プログラム委員の投票により3件、参加者の投票により6件の発表が選ばれました。対話発表賞(一般)は後者に該当します。

研究発表とは別に、修士1年の穂積君が WISS Design賞を受賞しました。これは、WISS2024のテーマデザインに関する賞で、背景デザインとロゴデザインを募集して集まった応募案の中から、プログラム委員の投票により選出されるものです。穂積君のデザインは、WISS2024公式サイトのトップバナー、予稿集の表紙、名札、スライド等に活用されました。

今年のWISSは、塚田先生がプログラム委員長を務めました。WISSをより良くするための試みの一つ、かつWISS30周年企画として、WISSの立ち上げから関わり現在も一線で活躍されている増井先生・暦本先生・小池先生をお招きしてお話を伺う特別講演を開催しました。

以下、発表中の写真等を掲載いたします。みなさまお疲れ様でした!

※写真の多くは、WISS2024の運営が撮影・共有してくださったものと、公式Xの写真を使わせていただいております。

SiggraphAsia2024でポスター発表

2024年12月3日から6日にかけて東京で開催された国際学会 SiggraphAsia2024 にて、以下のポスター発表を行いました。

  • Ryunosuke Ise and Koji Tsukada. HidEye: Proposal of HMD Interaction Method by Hiding One Eye. In SIGGRAPH Asia 2024 Posters (SA ’24). Article 10, pp. 1–2. 2024. https://doi.org/10.1145/3681756.3697915
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