CapacitiveMarker:接触認識可能な2次元コードを用いたインタラクション手法

現在広く普及している2 次元コードは,読み取り時に入力部となるカメラとの間に一定の距離を作らなければ認識されないという空間的制約がある.一方,近年タブレット端末等の静電容量式マルチタッチディスプレイの普及に伴い,導電性パターンを接触させ,マーカーのように扱う研究事例が多く報告されている.そこで本研究では,両者を統合し,2 次元コードを印刷した紙と導電パターンを印刷した透明フィルムの2 枚を重ね合わせる事で,カメラ/静電式タッチディスプレイのどちらからも認識可能な新しい2 次元コード「CapacitiveMarker」を提案する.さらに,CapacitiveMarkerを用いた様々なインタラクション手法について応用アプリケーションを通して紹介する.

capacitivemarker
CapacitiveMarker
The structure of the CapacitiveMarker
The structure of the CapacitiveMarker

発表

  • 池田 昂平, 沖 真帆, 塚田 浩二. 接触認識可能な2次元コードを用いたインタラクション手法の研究. 情報処理学会論文誌, vol.58, no.5, pp.1037-1048. 2017. [PDF]
  • 池田 昂平,沖 真帆,塚田 浩二,CapacitiveMarker: 接触認識可能な2次元コードを用いたインタラクション手法,インタラクション2016論文集,一般講演(ショート),pp.72-79,Mar, 2016.[PDF]
  • 池田 昂平,塚田 浩二: CapacitiveMarker, 接触認識可能な2次元コードを用いたインタラクション手法, 情報処理学会 インタラクション2015論文集, インタラクティブ発表(プレミアム発表,一般公開発表),pp.921-925, Mar, 2015.[PDF]
  • Kohei Ikeda and Koji Tsukada, CapacitiveMarker: Novel interaction method using visual marker integrated with conductive pattern, In Proceedings of the 6nd Augmented Human International Conference (AH2015), pp.225-226, ACM Press, Mar, 2015. [PDF]
  • 池田 昂平,塚田 浩二, CapacitiveMarker: 静電パターンを内包した接触認識可能な2次元コード, ソフトウェア科学会 WISS2014論文集, pp. 129-130, Nov, 2014. [PDF]

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