インタラクション2024:発表・受賞・特別講演

2024年3月6日から8日にかけて東京の学術総合センターで開催された、第28回 一般社団法人情報処理学会シンポジウム「インタラクション2024」にて研究発表を行いました。インタラクティブ発表が9件あり、塚田研究室 修士1年の伊勢君の発表がインタラクティブ発表賞(PC推薦)を受賞しました。

また、情報処理学会 論文誌特集号からの招待発表として、(筆頭著者の島元さんは残念ながら都合が合わず)塚田先生が登壇発表を行いました。特別講演「イグノーベル賞受賞者対談」では、塚田先生が受賞者の一人として参加し、受賞経験・研究観についてお話しました。

発表情報は以下の通りです。

  • 島元 諒,塚田 浩二. RhinestonePrinter: カスタマイズ可能なラインストーン造形手法の研究. インタラクション2024 登壇発表【論文誌招待】. 2024-03-08. [外部リンク]
  • 栗原 一貴, 塚田 浩二, 中村 裕美, 宮下 芳明. イグノーベル賞 受賞者対談. インタラクション2024 特別講演. 2024-03-08. [外部リンク]
  • 袴田 結女, 沖 真帆, 塚田 浩二. RayLeight:レイリー散乱を用いた柔軟なタンジブルディスプレイの試作. インタラクション2024論文集, インタラクティブ発表(プレミアム発表), 3C-69, pp.1354-1359. 2024-3. [PDF]
  • 迫田 海斗, 塚田 浩二. SlimeMolder:粘菌ファブリケーションのための自動培養システム. インタラクション2024論文集, インタラクティブ発表, 3B-35, pp.1220-1222. 2024-3. [PDF]
  • 野間 直生, 塚田 浩二. RippleSpike: スパイク表現と波紋表現を組み合わせたアンビエントディスプレイ. インタラクション2024論文集, インタラクティブ発表, 1B-58, pp.433-438. 2024-3. [PDF]
  • 近藤勝伍, 塚田浩二. 「ザイを切る」動作に着目した鬼剣舞の練習支援システムの提案. インタラクション2024論文集, インタラクティブ発表, 3A-13, pp.1121-1126. 2024-3. [PDF]
  • 井上 芽依, 米原 孝星, 大塚 創生, 菅 英寛, 塚田 浩二, 安井 重哉. BLWIND:風を心地よく可視化するブラインドの提案. インタラクション2024論文集, インタラクティブ発表, 2B-36, pp.788-790. 2024-3. [PDF]
  • 鈴木 瑞帆, 塚田 浩二. 音声対話可能な2Dキャラクターを用いた仮想共食システム. インタラクション2024論文集, インタラクティブ発表, 1B-55, pp.420-424. 2024-3. [PDF]
  • 廣 晴輔, 塚田 浩二. 大規模言語モデルを用いた日本語ラップ創作支援システム. インタラクション2024論文集, インタラクティブ発表, 1B-54, pp.416-419. 2024-3. [PDF]
  • 山本 悠太, 沖 真帆, 塚田 浩二. 多様な学習状況をフィードバックするペン型デバイスの提案. インタラクション2024論文集, インタラクティブ発表, 1B-52, pp.410-413. 2024-3. [PDF]
  • 伊勢 隆之介, 塚田 浩二. HidEye:片目を隠す動作によるHMD用インタラクション手法の提案. インタラクション2024論文集, インタラクティブ発表, 1B-44, pp.377-379. 2024-3. [PDF] 【インタラクティブ発表賞(PC推薦)】

 

 

情報処理学会論文誌への論文掲載

情報処理学会論文誌(ジャーナル)Vol.65, No.2に、以下の論文が掲載されました。

  • 島元 諒, 塚田 浩二. RhinestonePrinter:カスタマイズ可能なラインストーン造形手法の研究. 情報処理学会論文誌, Vol.65, No.2, pp.358-370. 2024-02-15.http://doi.org/10.20729/00232301 [PDF]

この研究は、UVプリンタを用いてカスタマイズ可能なラインストーンを造形手法を提案しています。論文では、詳細な造形手法、レイアウト支援ツールや3D プレビュー機能の実装、ケーススタディを通した制作事例やシステムの課題について報告しています。2022年度に修了した島元さんの修士研究の成果です。関連するプロジェクトページはこちら

WISS2023での登壇・デモ発表と受賞

2023年11月29日から12月1日にかけてRoyal Hotel 八ヶ岳(山梨県)で開催された日本ソフトウェア科学会の国内シンポジウム WISS 2023: 第31回インタラクティブシステムとソフトウェアに関するワークショップ にて、以下の研究発表を行いました。

  • 鎌田 航誠,高橋 治輝,塚田 浩二.導電性・強磁性・及び土台の可撓性を持つ毛構造の造形手法の提案.WISS2023予稿集,登壇発表(ショート)/デモ発表,pp.69-75.2023-12.[PDF]
  • 田原和真, 塚田 浩二.動的に押し心地が変化する押しボタンの提案.WISS2023予稿集,ロングティザー T04/デモ発表 3-B11.2023-12. [PDF] 【対話発表賞(一般)】
  • 佐藤 佑亮, 塚田 浩二.日用品の挙動を記録/活用するスマートステッカー.WISS2023予稿集,デモ発表 3-A07.2023-12.[PDF]

このうち、田原君の発表が対話発表賞(一般)を受賞しました。今年は90件以上のデモ発表があり、プログラム委員/参加者による投票を通して各上位3件(計6件)の発表が選ばれました。
また、2日目ナイトセッションの一企画として行われたイグ・ノーベル賞受賞記念セッションでは、2023年と2012年の受賞者4名による講演があり、塚田先生もSpeechJammerについてお話しました。

UIST2023:デモ発表

2023年10月29日から11月1日にかけてアメリカのサンフランシスコで開催された国際会議 UIST2023 にて、修士1年の鎌田君がデモ発表を行いました。機能性を持つ毛構造を3Dプリンタで造形する手法についての研究で、作成した毛構造やそれを活用したインタラクティブデバイスを来場者に体験していただきました。

  • Kosei Kamata, Haruki Takahashi, and Koji Tsukada. Conductive, Ferromagnetic and Bendable 3D Printed Hair for Designing Interactive Objects. In Adjunct Proceedings of the 36th Annual ACM Symposium on User Interface Software and Technology (UIST ’23 Adjunct). Article 62, pp. 1–3. 2023. https://doi.org/10.1145/3586182.3615823

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