WISS2024:登壇発表・デモ発表・受賞

2024年12月11日から13日にかけて苗場プリンスホテル(新潟県)で開催された日本ソフトウェア科学会の国内シンポジウム WISS 2024: 第32回インタラクティブシステムとソフトウェアに関するワークショップ にて、研究発表を行いました。登壇発表2件とデモ発表5件(+登壇発表した研究のデモ発表1件)です。卒業した野間君の研究については、塚田先生が代理で発表しました。


  • 伊勢 隆之介, 塚田 浩二. HidEye:片目を隠す動作によるHMD用インタラクション手法の提案. 日本ソフトウェア科学会 WISS2024 予稿集, 登壇発表/デモ発表, pp. 9-15. 2024-12. [PDF]
  • 野間 直生, 沖 真帆, 塚田 浩二. RippleSpike: スパイク表現と波紋表現を組み合わせた情報提示手法. 日本ソフトウェア科学会 WISS2024 予稿集, 登壇発表, pp. 100-106. 2024-12. [PDF]
  • 迫田 海斗, 田井 普, 塚田 浩二. SlimeMolder : 粘菌を観察しながら育む粘菌ファブリケーションシステムの提案. 日本ソフトウェア科学会 WISS2024 予稿集, デモ発表 1-B04. 2024-12. [PDF]
  • 鎌田 航誠, 高橋 治輝, 塚田 浩二. 導電性/強磁性を併せ持つ毛状の入力インタフェースの提案. 日本ソフトウェア科学会 WISS2024 予稿集, デモ発表 2-B18. 2024-12. [PDF]
  • 板垣 智也, 塚田 浩二. SorToio: 小型群ロボットを用いたアルゴリズム学習支援システムの提案. 日本ソフトウェア科学会 WISS2024 予稿集, デモ発表 3-A08. 2024-12. [PDF] 【対話発表賞(一般)】
  • 田原 和真, 塚田 浩二. ボタン自体をさりげなく駆動させる情報提示手法の提案. 日本ソフトウェア科学会 WISS2024 予稿集, デモ発表 3-A09. 2024-12. [PDF]
  • 尾本 悦基, 塚田 浩二. 複数の歩行軌跡に基づくGPSアートを用いた歩行促進アプリの提案. 日本ソフトウェア科学会 WISS2024 予稿集, デモ発表 3-B12. 2024-12. [PDF]

このうち、学部4年の板垣君の発表が、対話発表賞(一般)を受賞しました。今年は120件以上のデモ発表(対話発表)があり、プログラム委員の投票により3件、参加者の投票により6件の発表が選ばれました。対話発表賞(一般)は後者に該当します。

研究発表とは別に、修士1年の穂積君が WISS Design賞を受賞しました。これは、WISS2024のテーマデザインに関する賞で、背景デザインとロゴデザインを募集して集まった応募案の中から、プログラム委員の投票により選出されるものです。穂積君のデザインは、WISS2024公式サイトのトップバナー、予稿集の表紙、名札、スライド等に活用されました。

今年のWISSは、塚田先生がプログラム委員長を務めました。WISSをより良くするための試みの一つ、かつWISS30周年企画として、WISSの立ち上げから関わり現在も一線で活躍されている増井先生・暦本先生・小池先生をお招きしてお話を伺う特別講演を開催しました。

以下、発表中の写真等を掲載いたします。みなさまお疲れ様でした!

※写真の多くは、WISS2024の運営が撮影・共有してくださったものと、公式Xの写真を使わせていただいております。

2024年度 未踏IT人材発掘・育成事業の採択

独立行政法人情報処理推進機構(IPA)による2024年度未踏IT人材発掘・育成事業に、本研究室に所属する迫田君のプロジェクトが採択されました。

採択者:迫田 海斗(修士2年)
テーマ:粘菌ファブリケーションのための粘菌の自動培養システム
公募結果: https://www.ipa.go.jp/jinzai/mitou/it/2024/koubokekka.html
プロジェクト概要: https://www.ipa.go.jp/jinzai/mitou/it/2024/gaiyou-oc-2.html


迫田君は学部4年生から継続して、粘菌を活用した表現を模索しています。過去のプロジェクトページはこちらです。

SlimeMolder:粘菌ファブリケーションのための自動培養システム

人と粘菌が共創する表現手法


インタラクション2024:発表・受賞・特別講演

2024年3月6日から8日にかけて東京の学術総合センターで開催された、第28回 一般社団法人情報処理学会シンポジウム「インタラクション2024」にて研究発表を行いました。インタラクティブ発表が9件あり、塚田研究室 修士1年の伊勢君の発表がインタラクティブ発表賞(PC推薦)を受賞しました。

また、情報処理学会 論文誌特集号からの招待発表として、(筆頭著者の島元さんは残念ながら都合が合わず)塚田先生が登壇発表を行いました。特別講演「イグノーベル賞受賞者対談」では、塚田先生が受賞者の一人として参加し、受賞経験・研究観についてお話しました。

発表情報は以下の通りです。

  • 島元 諒,塚田 浩二. RhinestonePrinter: カスタマイズ可能なラインストーン造形手法の研究. インタラクション2024 登壇発表【論文誌招待】. 2024-03-08. [外部リンク]
  • 栗原 一貴, 塚田 浩二, 中村 裕美, 宮下 芳明. イグノーベル賞 受賞者対談. インタラクション2024 特別講演. 2024-03-08. [外部リンク]
  • 袴田 結女, 沖 真帆, 塚田 浩二. RayLeight:レイリー散乱を用いた柔軟なタンジブルディスプレイの試作. インタラクション2024論文集, インタラクティブ発表(プレミアム発表), 3C-69, pp.1354-1359. 2024-3. [PDF]
  • 迫田 海斗, 塚田 浩二. SlimeMolder:粘菌ファブリケーションのための自動培養システム. インタラクション2024論文集, インタラクティブ発表, 3B-35, pp.1220-1222. 2024-3. [PDF]
  • 野間 直生, 塚田 浩二. RippleSpike: スパイク表現と波紋表現を組み合わせたアンビエントディスプレイ. インタラクション2024論文集, インタラクティブ発表, 1B-58, pp.433-438. 2024-3. [PDF]
  • 近藤勝伍, 塚田浩二. 「ザイを切る」動作に着目した鬼剣舞の練習支援システムの提案. インタラクション2024論文集, インタラクティブ発表, 3A-13, pp.1121-1126. 2024-3. [PDF]
  • 井上 芽依, 米原 孝星, 大塚 創生, 菅 英寛, 塚田 浩二, 安井 重哉. BLWIND:風を心地よく可視化するブラインドの提案. インタラクション2024論文集, インタラクティブ発表, 2B-36, pp.788-790. 2024-3. [PDF]
  • 鈴木 瑞帆, 塚田 浩二. 音声対話可能な2Dキャラクターを用いた仮想共食システム. インタラクション2024論文集, インタラクティブ発表, 1B-55, pp.420-424. 2024-3. [PDF]
  • 廣 晴輔, 塚田 浩二. 大規模言語モデルを用いた日本語ラップ創作支援システム. インタラクション2024論文集, インタラクティブ発表, 1B-54, pp.416-419. 2024-3. [PDF]
  • 山本 悠太, 沖 真帆, 塚田 浩二. 多様な学習状況をフィードバックするペン型デバイスの提案. インタラクション2024論文集, インタラクティブ発表, 1B-52, pp.410-413. 2024-3. [PDF]
  • 伊勢 隆之介, 塚田 浩二. HidEye:片目を隠す動作によるHMD用インタラクション手法の提案. インタラクション2024論文集, インタラクティブ発表, 1B-44, pp.377-379. 2024-3. [PDF] 【インタラクティブ発表賞(PC推薦)】

 

 

WISS2023での登壇・デモ発表と受賞

2023年11月29日から12月1日にかけてRoyal Hotel 八ヶ岳(山梨県)で開催された日本ソフトウェア科学会の国内シンポジウム WISS 2023: 第31回インタラクティブシステムとソフトウェアに関するワークショップ にて、以下の研究発表を行いました。

  • 鎌田 航誠,高橋 治輝,塚田 浩二.導電性・強磁性・及び土台の可撓性を持つ毛構造の造形手法の提案.WISS2023予稿集,登壇発表(ショート)/デモ発表,pp.69-75.2023-12.[PDF]
  • 田原和真, 塚田 浩二.動的に押し心地が変化する押しボタンの提案.WISS2023予稿集,ロングティザー T04/デモ発表 3-B11.2023-12. [PDF] 【対話発表賞(一般)】
  • 佐藤 佑亮, 塚田 浩二.日用品の挙動を記録/活用するスマートステッカー.WISS2023予稿集,デモ発表 3-A07.2023-12.[PDF]

このうち、田原君の発表が対話発表賞(一般)を受賞しました。今年は90件以上のデモ発表があり、プログラム委員/参加者による投票を通して各上位3件(計6件)の発表が選ばれました。
また、2日目ナイトセッションの一企画として行われたイグ・ノーベル賞受賞記念セッションでは、2023年と2012年の受賞者4名による講演があり、塚田先生もSpeechJammerについてお話しました。

2023年度新雪プログラムの採択

一般社団法人新雪 による 2023年度「北海道ITクリエータ発掘・育成事業(新雪プログラム)」に、塚田研究室修士1年の迫田君の提案が採択されました。

粘菌の自動培養を目的とした「粘菌無限ランニングマシーン」
迫田 海斗(公立はこだて未来大学)
https://shinsetsu.hokkaido.jp/koubo/2023/result

新雪プログラムは、北海道在住の若手ITクリエータの発掘と育成を目的とした事業で、今年が第一回目の公募となります。採択者の活動報告は2024年1月末に行われる予定です。詳細は新雪のWebページをご覧ください。

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