大規模言語モデルを用いた日本語ラップ創作支援システム

近年ラップ(HIPHOP)は世界的に人気のある音楽ジャンルであり,J-POP など別ジャンルにおいても,歌詞の一部にラップや押韻表現を取り入れる例が増えている.ラップ歌詞(Verse)の作成は,意味的な表現に加えて,押韻表現(Rhyme)を組み合わせる必要があるため,難易度が高い.
そこで,本研究では Verse 生成の初級者を対象として,任意のキーワードを入力として,大規模言語モデルを介して,意味表現・押韻表現を備えた Verse を生成する創作支援システムを提案する.キーワードの入力やシステムの提示する歌詞候補からの選択を対話的に行うことで,歌詞のテーマやユーザの意思を反映した一貫性のある Verse の生成を目指す.

左:通常の歌詞作成と Rhyme 表現を用いた歌詞作成手順の比較.
右:システム画面の一例.

発表

  • 廣 晴輔, 塚田 浩二. 大規模言語モデルを用いた日本語ラップ創作支援システム. インタラクション2024論文集, インタラクティブ発表, 1B-54, pp.416-41. 2024-3. [PDF]

音声対話可能な2Dキャラクターを用いた仮想共食システム

近年,孤食(一人で食事をすること)を行う頻度が高い人が増加してきている.孤食によって,コミュニケーションの機会・能力の減少や,ストレスの蓄積,栄養の偏りや早食いによる食習慣の悪化等の問題が引き起こされることが懸念されている.
本研究では「食事中の会話によるコミュニケーション」に着目し,立体的アニメーションが組み込まれた2Dキャラクターに,音声対話ができるAIを付与することで,ユーザに対するリアクションや音声会話を可能とし,仮想的な共食環境を提供するシステムを提案する.ユーザの発話を音声認識して,AIを用いた文章生成や音声合成と組み合わせることで,食事中にキャラクターと会話によるコミュニケーションを取ることができる.さらに会話を挟むことで飲食のタイミング,つまり食事ペースを調整する効果を狙う.また,食品を口に運ぶ動作等ユーザの食事中の行動を検出することで,早食いに対する警告など,ユーザの行動に応じたフィードバックを行う.アニメーションでリアクションを返すことで,ユーザに親近感を持たせたり,キャラクターに話しかけやすくする効果を狙う.これらの機能を用いて仮想的な共食環境を提供することで,孤食により引き起こされる問題の軽減を目指す.

システム使用時の様子・システム構成

発表

  • 鈴木 瑞帆, 塚田 浩二. 音声対話可能な2Dキャラクターを用いた仮想共食システム. インタラクション2024論文集, インタラクティブ発表, 1B-55, pp.420-424. 2024-3. [PDF]
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