押しボタンは日常の様々な場所で利用される一般的な入力デバイスである.押しボタンの中にも多様な種類があり,押した時の感触(押し心地)が異なる.利用場面に適した押し心地は,システムの操作性を向上させる.
そこで本研究では,一つの押しボタンに複数の押し心地を表現する機構を搭載し,動的に切り替え可能な押しボタン型デバイスを提案する.押しボタンの押し心地に影響する主な機構的特徴は,押下圧(ボタンを押すのに必要な力),クリック感(入力を受け付けた際のフィードバック),ストローク(最大までボタンを押したときの深さ)だが,本研究では押下圧とクリック感に焦点をあてたフィードバックを行う.
発表・採択
- 田原 和真.多様な操作環境に適した押し心地を生み出すスマートボタンの提案.一般社団法人新雪 「2024年度北海道ITクリエータ発掘・育成事業(新雪プログラム)」 採択.https://shinsetsu.hokkaido.jp/koubo/2024_result (最終アクセス:2024年09月25日)
- 田原和真, 塚田 浩二.動的に押し心地が変化する押しボタンの提案.WISS2023予稿集,ロングティザー T04/デモ発表 3-B11.2023-12. [PDF] 【対話発表賞(一般)】
メディア
- ラジオ番組 J-WAVE INNOVATION WORLD. TDK DREAM PITCH. ゲーム等の場面に応じて押し心地が変わる押しボタン. 2024年4月17日 20:40-20:50. https://www.j-wave.co.jp/original/innovationworld/dreampitch/240419.html
- ITmedia NEWS.“押し心地”が自動で変わるボタン キーボードやゲームコントローラーに応用 未来大が開発.2024年1月18日公開.https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2401/18/news053.html (WISS2023で発表した研究について紹介)