SlipWatcher : スマートウォッチを利用した行動確認装置

概要

日常生活の中で何度も繰り返される行動は,無意識に行われることが多く,やり忘れが起こりやすい.さらに,実際には忘れていなくても,記憶が曖昧で不安に駆られることがある.例えば,外出する際に鍵を閉めたか,ガスの元栓は閉めたか,部屋の照明は消したか,などが心配になる場合がある.こうした状況では,現場に戻って確認すれば不安は解消されるが,現実的には困難であり,不安を抱えたまま1日を過ごすことも多い.そこで本研究では,ヒューマンエラーの一種であるAction Slipの脱落という種類のエラーに注目し,スマートウォッチやスマートフォン,RFIDを搭載した自作デバイスを活用することで,記憶の曖昧な行動を手軽に振り返ることができるシステム「SlipWatcher」を提案する.行動を記録し振り返る手段を提供することで,Action Slipへの気づきを促したり,現場に戻り行動の確認をする必要なく不安を取り除くことが期待される.

 

          コンセプト
         システム概要

 

対外発表

蛯名真紀,沖真帆,塚田浩二.SlipWatcher: スマートウォッチを利用した行動確認装置.ソフトウェア科学会 WISS2016 論文集,pp. 291-292, 2016. [pdf]

 

StandOuter:第三者の視点を考慮した姿勢改善手法の提案

概要

人間は長年の生活の中で様々な生活習慣や癖が身につくが,健康に悪影響を及ぼしたり,悪い印象を与える悪癖や悪習慣も存在する.しかし,癖の多くは無意識に現れるので,本人が気づく事は難しい.そのため,癖の矯正には,第三者から癖の発生を指摘してもらうことが大切である.また,悪癖を改善するためには,悪癖の発生時にユーザがそれを認識し矯正すること,長期的にその悪癖を改善しようとするモチベーションを保つことが重要である.
本研究では立姿勢や着座姿勢という人間の姿勢の悪癖に焦点をあてる.姿勢が悪いと肩こりや腰痛など健康に悪影響を及ぼす.また姿勢は,第三者に対して,印象形成の大きな影響を与えている.従って,姿勢は日常生活に与える影響が大きいと考えられる.第三者の視線を考慮しつつ姿勢が乱れたその場を中心に悪癖の発生を通知するシステム「StandOuter」を提案する.また,リアルタイムで第三者への通知を行うフィードバック手法の効果について評価実験を行った結果,姿勢改善の意識付けを与える効果が期待できること,第三者から矯正の指摘を受けやすくなることが分かった.

システム全体の構成図

 

対外発表

  • 西田 樹, 塚田 浩二, StandOuter: 第三者の存在を考慮した姿勢改善手法の提案, 研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI), vol.2018-HCI-177, No.17, pp.1 – 7, 2018.
  • Tatsuki Nishida and Koji Tsukada, StandOuter: interactive outerwear for improving posture using self-conscious feelings, In Proceedings of the 2017 ACM International Joint Conference on Pervasive and Ubiquitous Computing and Proceedings of the 2017 ACM International Symposium on Wearable Computers (UbiComp ’17). pp. 273-276, Sep, 2017.
  • 西田樹,沖真帆,塚田浩二:StandOuter:第三者の視点を考慮した姿勢改善手法の提案,
    ソフトウェア科学会WISS2016 論文集,pp.305-306.[pdf]
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